2017年9月30日土曜日

日本になくてアメリカにあるもの(1)うぶ毛

 日本になくてアメリカにあるものと言われると、ハッと身構えてしまうかもしれないが。堅苦しいやつではない。また女性特有の話になるけれど、腕のうぶ毛である。男性陣や、不快に思う人は、そっとこの記事を閉じて欲しい。

 時々洋画を見ていると、金髪美人の女優さんが腕をぎゅっと抱えてアップになるシーンがある。少し悲しげな、何かを考えているような雰囲気。もちろん半袖。ぐーっと彼女にカメラが近づいていく。するとちょこっと見えるんだな、腕の毛が。そんなところを見るのかよ! と思うかもしれないけれど、見てみて欲しい。時々あるから。でも、雑誌で見るモデルがそうであることはない。謎である。

 赤裸々に言ってしまうと、確か私が毛を剃り始めたのは中学の頃。高校の頃はほとんど皆沿っていて、腕はツルツルだった。アメリカに来て少し驚いたのは、シェービングしないこと。皆、あまり気にしていないのかもしれない。

 無論、そうでない人もいるのだろう。けど、私の友人は沿ってないし、「剃らなきゃ」とは言わない。ただ、「あら毛が薄いのね、羨ましい」と言われることはある。まあ、アジア人だからラテン系よりは薄い。この会話が成立するぐらいに、腕の毛はタブーではない。友人だけかと思ったら、さっき言った通り、映画でもそうなのだから、躍起になって剃っているのは案外日本人だけなのかもしれない。お風呂場に行き、わざわざカミソリで毛を剃るのはめんどくさくて好きではなかったので、楽で嬉しい。

 この差はどこから来るのだろうか。確かに毛の色が金に近い人であれば、じっと見ない限りうぶ毛は気にならない。 だからだろうか。そもそも文化としてそういう概念がないのか? むしろなぜ日本女性はうぶ毛を剃るのだろう。遠くから見れば大して変わりはしないと思うけれども。

 足はどうなのか、と言われるとそっちは微妙。そんなにジロジロと足を見る機会なんて滅多にないからわからないけれど、逆に剃る子が多いんではないかと思う。ショーパンとかを履いている人で、毛がもさっとしている人は見たことがない。(個人の意見なのでまた違う見解があると思うけれども。)
「ショーパンはきたいから毛を剃らなくちゃ」
なんて言っていた子もいたので、足の方は気にするのかもしれない。ますますカオスである。
 

2017年9月28日木曜日

就活っ!

 昨日、面接があった。あがり症なので面接の前は死ぬほど緊張した。とりあえず何も食べれないしガタガタ震えるしで大変である。が、面接自体は落ち着いて受けることができた。なぜか? 私は面接官に前日あっていたから、というのが大きい気がする。

 大企業のキャンパスでの面接においては、Pre-Night というのが存在する。面接する人を集めて、軽く晩ご飯を食べつつどういう人かを知ってゆくのだ。普段、アメリカはタダ飯としてピザが支給されることが多いが、そんなことはない。ちゃんと美味しかった。

 さて、Pre-Night. その企業には、GreetingとInterviewerと、二人の人が生徒を担当する。Greeting 担当の人は、面接が始まるまでに少し話してくれる人。Inteviewerは面接官だ。このGreeting担当の人に私はやらかした。

(Greeting)「何か質問ありますか?」
(私)「えぇと……面接の時、どんな質問されました?」

 うおおおおやっちまったぁあああああ。とどんなに心の中が荒れ模様でも、後の祭りである。微妙な笑みと共に答えていただいた。一生の不覚。人は普段、彼らの仕事について聞くことが多いです。決してこんなアホなことはしないように。あともう一つ

(Greeting)「ああ、四年前までは君らと同じようにしていたから、なんでも聞いてね」
(私)「へぇ、そうなんですか! 若く見えますね」
(Greeting)「それは、褒め言葉としてとっていいのかな?」

 馬鹿野郎である。もう、穴があったら入りたい。文化の違いですねうふふ〜なんて笑ってみたけど、果たしてどうなのだろうか。つるっと出てしまう言葉には気をつけなければ。

  何はともあれ面接官はフレンドリーだったし、面接前に再び話した時は、仕事の話や出張(チームは北京、日本、シンガポールへ行くらしい)の話をしたので何とか汚名挽回できたのではと思いたい。終わったことは終わった事。のんびり結果を待ちたい。

2017年9月26日火曜日

私が日本語サービスを使う理由

 銀行、航空会社エトセトラ。電話をするときに日本語での対応をしている会社には、なるべくそちらを使うようにしている。なぜか?

「早い、丁寧、優しい」

 の三つ全てがしっかり詰まっているからだ。本当に、日本って素晴らしい。

 某カード会社で住所変更を試みたことがある。その時の私は英語できる人ぶって、普通の線に電話した。そもそも電話があまり好きではないのでコミュ症を発揮。また、なかなか意思疎通ができなかった。なぜできなかったのかは今でも謎。あ、多分しばらく使ってなかったカードでピンナンバーを忘れたりなんなりして事態をややこしくしたんだ。……私のせいだと言われればそうかもしれない。兎に角、ようやく住所変更までたどり着いた時、

「あ、ごめん。こっちじゃできないから、日本の窓口でやってください」

 と言われた。私の努力返しやがれ!  カードに日本の住所も入っているからとかなんとかで、私は30分ぐらいの努力をすべて無駄にして、日本語のカスタマーセンターへ電話をかけた。

 結果、5分で終わった。

 もうなんなんだ! とへなへなと椅子にしばらく座り込んでしまった。本当、なんなんだよアメリカ。

 なので、日本でサービスを受けれる時はプライドを捨てて、なるべくそちらへ連絡することを心に決めた。今日たまたま住所変更の電話をかけた。やはり5分で終わった。いい世の中である。

2017年9月25日月曜日

あなたが突出していることは?

 今は絶賛リクルーティングシーズンである。大企業は来年夏のインターン生を今から応募している。驚くほど早い。まだ半年以上ある。だが、ここでインターンをもらえないとなかなか辛いのもまた事実。どうにかこうにかして三、四年生は死に物狂いでスーツに身を包む。

 日本もそうだけれど、自分の長所と短所、どうしてこの会社なのかを聞かれることなど、ある程度決まっていることは沢山ある。それは自分の中からのものなのでいってしまえばなんと言ってもいい。ただ、”人と比べて”と言われるとなかなか困る。

 例えば、私は環境にうまく適応できます。と言いたい時、長所であれば、それで攻めて行っても構わない。けれど他者と比べた場合はどうだろうか。親の仕事の都合なんかで10回も20回も 転々と引っ越している人には勝つことができない。ハーフの人なんかと比べて、留学生はやっぱりただの留学生である。そもそも学生ごときに人より秀でていることを聞いても大した答えはでてこないと思うのは、私だけだろうか。20−30年生きている人間が成し遂げられることなど限られているきがする。それも企業にとってはただの言い訳に聞こえるのだろう。聞かれる度合いは高いから用意しておかねばならない質問の一つを、私は考えあぐねている。

 日本には謙遜の文化があるけれど、アメリカにはあまりない。できるもんはできるし、できないものはできない。インタビューなんて特に自分を売る行為でしかない。苦々しげに見えないようにするのが精一杯である。

 スーツを着て、2−3時間話すだけで疲れる。ベッドに寝転がって何もしたくないと思ってしまうところまだまだ人として成長が必要だなと思ってしまう。商品をよくするか、セールス力を磨くか、Tシャツに日本で爆買いしたリラコを着て考えあぐねる今日この頃である。

2017年9月24日日曜日

Smart Dust

 クラスで、今後十年ぐらいで流行するかもしれないもののグラフが出てきた。その中でもSmart Dustという技術を教授が説明してくれた。小さなマイクロチップを空気中に放って情報を集めるというやつ。それが落ちて地面に付着すれば、重さがかかった時に人が、動物か、車か分かるし、足のサイズなんかも明らかになる。浮いているその近くを通れば、敵がどこにいるのか一目瞭然な優れもの。軍事、気象に大いに役立つこと間違いなし。という話だった。

 私の感想は
「アレルギーとかにならないのかしら」
だった。黄色い粉を思い出したから、である。冬から春にかけてやってくるあいつらは、日本全国を鼻水とくしゃみのオンパレードにする。正直私は花粉症ではないのであまり関係ないのだけれど、見ていて辛そう。
花粉は季節ものだけれど、Smart Dustはいつでも宙にただよっている(ようになるかもしれない。)

 ホコリアレルギーならホコリのないところへ行けばいいけど、そうも行かないだろう。それこそSmartなDustは決して人を逃さない! (かもしれない)アレルギーの人が出るかは分からないけども、なったらこの世の地獄である。毎日花粉症……くわばらくわばら。

 いいこととして思いついたのは人体の中を探る時。胃カメラじゃなく、Smart Dustの粉末を飲んでデータを集める日が来るかもしれない。でも、日常的に空気中にあれば、普段からも摂取しているということ。プライバシーなんてあったもんじゃない。データは政府管轄?  リークしたらどうする? 今はないテクノロジーにちょっと恐怖を感じてしまった。できそうで怖い。

2017年9月23日土曜日

93%

 言語の違いというかむしろ、自分の能力のなさを感じてがっくりする時がある。だからグループワークをすると、すごく落ち込んだりする。そしてグループワークを基本とする授業ばっかりだから時々気が狂いそうになる。それでもうまく心を落ち着けてやることをやればいいのだ。と思い直すのだけれど、その日中割とドヨーンとしている。

 それでもやらなければいけないし、宿題の締め切りは待ってくれない。そして私の努力を見る人は誰もいない。繰り上げは絶対なし。成績はきっちり決められていて、Aをとるなら93%取らなければいけない。その数字がパッと思い浮かんでしまう自分に笑ってしまうけれど、それぐらい皆、テストごとに計算して自分が後どれぐらいのスコアを取ればいいのか、なんて調べているわけである。今の学校は全て93%だけれど、短大だった時は90%だったり92%だったりした。そこが、短大のゆるさと大学に朝から晩までいて寝る暇のない人の違いかもしれない。

 そんなことをしているから余計にげっそりするのだと思うし辛くなるのだけれど、やめられない。ゲスいなぁ、まるでエンドレス高校生になった気分になる。何かに向かってただ生産性を上げるための行動を繰り返すのは、いつまでたっても好きではない。とはいえ山積みのものを放り投げるわけにもいかない。メンバーに多大な迷惑をかけて殺されそういなるのは火を見るより明らかである。今日も一つため息をついて、時間をかけれるだけグループワークに注ごう。

Sometimes, I am disappointed to myself because I feel like I'm dump. If the work is individual, it's still okay because it is only my responsible. However, as a group, I cannot say it out loud. I sometimes depressed for a while but I need to what I gonna do.

Nobody cares about my efforts. In fact, our school has really strict rules about grades. If you miss .1%, you still fail or have lower grades. What a pity! I know I keep excusing myself and I clearly remember what is the percentage that I can get As. In my head, I understand I come to the US for studying, but I can't get over the feeling that I need to have a good grade and the way to get a good grade is totally different from how people actually "study." 

2017年9月22日金曜日

How are you?

 私の中学が使っていたのは『NEW HORIZON』という教科書。シン君とエミちゃんとグリーン先生が出てくるやつ。ああ懐かしき中学かな。
内容はほとんど覚えていないけれど、
"How are you?"
"I'm fine. Thank you, and you?"
みたいなやつはあったはず。知っているかもしれないけれど今日はそれについて話したい。
 そもそも”How are you?”と言われるのか。答えはイエスである。普通に聞かれる。教科書のテンプレだから聞かれないと思ったら大間違いである。おはよー、元気? ってノリで言われるし、私も言う。
 ただ、テンプレではないのは ”I'm fine.”という受け答え。それは使っている人を見たことがない。いいよ、と言いたい時(特に何も考えずに適当に言っている時)は"Fine"とか"Good"、"I'm doing good (great)."みたいなやつを使う。
 また、How are you?の受け答えとしてポジティブなものしか使ってはいけないか、と言われるとそうでもない。普通に疲れたとか眠いとか、生活をしていく中であるでしょう。"Tired. Cuz I had exams yeasterday." (疲れた。昨日テストがあったんだよね)とか"Sleepy. I was watching movies all night." (眠い。夜な夜な映画見てた)みたいなのもあり。ただ、就職活動中とか、フォーマルなところだとポジティブさを必要とされるから、そういうのはよろしくない。TPOを弁えようというのはどこでも同じである。
How are you?以外にも
How's going?
How are you doing?
What's up?
What's new?
など若干のバラエティはあるけれども、答え方は同じ。同じものを繰り返し使ってもつまらないから、適宜変えてみるのもあり。
"And you?"
の部分は微妙。買い物に言った時の店員さんとかには言わないかなぁ。多分彼らもいらっしゃいませ的なノリで言ってるから。友達にも言っても言わなくてもどちらでもいいかも知れない。このHow are you? は調子を尋ねると言うよりも定型文って感じがするので私は割と適当に返事をしてしまう。返さないことも多い。あとは"And you?" ではなくて"How about you?"と言うけれどそれもなんだか好みの問題なきがする。
 結局は伝わればなんでも良い。アメリカ人にとってはフォーマルで違和感があるのかも知れないけれど。

Quizzes and Tests

ただいまテスト期間中なのです。勉強しなければいけない。日本の大学に通った事がないので、私のイメージである
「勉強しません遊びますってか勉強って何wwww」
 という日本の大学生が本当に存在するのか知らないけれども、アメリカは成績も履歴書にきっちり書きますからね。高くないと企業に足切りとか普通にされると思うし、基本的に高校生並に勉強します。実は高三の8月まではきっちり受験勉強していたので、実は延々と勉強をしている気がする。ふふふ、私の楽しい学生生活は何処。
 と、言うよりも、私の選んだ専攻が会計だったのがまずかった。ま、暗記ですよね。公式とかやり方覚えますよね。だって会計にTheory持ち込んだところでねぇ……。ぐすん、専攻を間違えた。
 ただ、Yahoo知恵袋によく乗っている、「え、寝る暇マジでない。徹夜で勉強ですけど何か?」ってわけでもない。いや、する人はするかもしれないけど、私は前日勉強して普通にいつも通り寝ます。常識的にさ、徹夜して眠くてテスト受けてもパフォーマンスよろしくないでっせ。
 むしろプレゼンとかの方が遅いかもしれない。ギリギリまで練習するし、めっちゃ時間かける。あがり症だからなおさら。
 短いけど今日は終わり。

Home Sweet Home (アパート)

アパートの利点としては
-他の形態よりも安い
-友人を呼べる(ホームステイはダメだった)
-何してもいい(寮やホームステイはある程度ルールがある)
-キッチンで自炊できる
だと思う。

 カリフォルニアはクソみたいに物価が高い。部屋をシェアすることは当たり前でそうでもしないと月10万ぐらい払わないといけない。というのも私はシリコンバレーのメッカに住んでいたからだ。サンフランシスコが一番高いのだけれど、エンジニアがたーくさんいる私たちのエリアも負けず劣らず高かった。
 私は三人とアパートをシェア、二人は中国人で一人は日本人。私と日本人の子はマスタールーム(比較的でかい部屋でバスルーム付き)をシェアしていた。一人は小さい部屋、もう一人はリビング暮らし。(うちの短大では割と普通だった)でも月$650ぐらい払っていた。高い。ボロいのに高い。アメリカが発展していると思ってはいけない。正直、IHなんて見たことない。洗濯機もいつの時代だかわからないようなものが備えつけてある。水道もよく水圧が不安定だし、当たり前だけど風呂でなくシャワー。別に仕方ないけど、払っているものに大してこりゃないわぁ……と最初は思っていた。
 特筆すべきものはそんなにないと思う。大学生のシェアハウスなんて、汚くてガヤガヤしたものだ。でも、落ち込んだ時、楽しい時、勉強している時、すべてをシェアできるから楽しい。みんなで私たちの部屋に集まって夜な夜な彼氏の話をしたり、音楽大音量でかけてパーティーしたり。テレビにPCをつなげて映画を見たり、みんなでご飯作ったり。大人数は悪くない。

 一方のインディアナ。安くて万歳三唱したくなる。今は月$400で自分の部屋があり、一人とアパートをシェアしているだけ。学校からもカリフォルニアにいた時より近い。歩ける。リビングに住んでる人なんていない! なんて素晴らしいんだろう。日本よりは高いと思われるけれど、もう涙が出てきそうだ。
 でも時々、あのワイワイした感じが恋しくなることがある。みんな適当に楽しんで、自分のことをして、家に帰れば誰かがいるというのは、留学生にとって少し安心するものでもある。現在のルームメイトはほっとんど帰ってこない。というか私が朝型で彼女が夜型だから、顔を合わせないなんてこともある。末恐ろしい。

 すべて自分でやらなければいけない分、アパートは大変だけれど、自由度が増して楽しくもある。ルームメイトがよければ、割と楽しい。

映画『The Social Network』を見て感じた人の類似

 えー、ネタバレもあるし、見てないと何言ってるのかわからないと思うので、映画を先に見ることをお勧めします。
 The Social Networkはフェースブックの創始者であるMark Zuckerbergの話である。どこまで忠実に再現されいるのかはわからないけれども、私は個人主義と言われるアメリカで、こういうすったもんだがあるとは、案外日本と似ているではないか、と思ってしまった。
 Markは友人を大切にした。すべてを上手にバランスよく均そうとして、結果としてそれがあまりうまく行かなかっただけではと思う。その一つ一つの決定が間違っていたとは思わない。ビジネスマンとして(というよりも全体的に人として)FacebookのようなでかいポテンシャルをEduardoは持っていなかったと思う。Markは最後まで、彼に「親友だ」と伝え続けていた。それはたった一人の親友を手放したくはない、という葛藤と、どうにか気づいてくれという懇願だったように思う。ただ、Markは決してそれを大々的に言葉にしなかった。遠慮のようなものが生じていた気がする。
 アメリカ人ならスパッと言う。なんてことはない。考え込む人は相手の気持ちを最大まで考慮する。ただ、それは自分の中で内側の人間であった時のみだと思う。Ericaへの仕打ちを見れば、Markが全人類に優しかったわけではないことは一目瞭然。ブログに気分をだーっと書き記しているのは恋愛の一時の感情の高まりかもしれない。けれどBrown Universityをバカにしちゃうところ、全く考えてない。話が少し戻るけれども、Eduardoにだって「お前、マジで使えないからやめろ」と言ってしまってもよかったはずである。
 Markのように、外の人間には割と手当てたり次第暴言を吐きまくり、内の人間には細心の注意を払う人は私の感覚としては多いと思う。外側も適当にいなすのが日本、外側には一語一語はっきりともの申すのがアメリカなのではないだろうか。それは村社会と多様な民族が入り混じるからであるからして云々……というのは、論文で読んでください。
 他にも典型的な日本人っぽい行動の人。(言い方に語弊があるかも知れない、失敬)Seanである。彼は「俺たち、仲間だよね」という仲間意識と、それがあれば自分が危うくなった時に助けてもらえると思っているタイプ。自分が所属しているものに対して、同じだけ、いやそれ以上に見返りを求めるようなそんな人。私の脳裏にも何人か浮かぶ。
 誰かに頼ってないと、心にぽっかりと穴が開く。それを埋めるためだけに人とあって、明るく笑って、ちょっと強気な言葉を言ってしまう。Seanは一時莫大な富を持っていたし、学校へ行っていない(多分)。だからかも知れない。彼が余計に寂しく、必死にMarkに追い縋ろうとしていたのは。
 その粘着質な関係って、日本にないですか? あれ、日本だけだと思ってませんでした? そんなことはない。誰でもどこにいてどういう文化でどういう風に教育を受けたとしても、孤独に耐えられない人はいる。それを誰に向けるかが、ほんの少しだけ違うのかもしれない。

なければ作ればいい

  アメリカで机やら椅子やらを愛しのアマゾンで頼む、またはターゲットの安いものを買うと、木の板と釘やらネジやらがとどく。……だから安いんだな。うん、知ってる。だって$20だったもの。まぁそんなこんなで板をじっと見つめているわけにもいかず、作る。割と人任せなことが多かったので日曜大工なんてしたことなかったのだが、自分の出来なさにイライラしつつ机を作る。既製品のように完璧なわけではないが、腰掛けられるし机としてちゃんと機能している。

  料理もそう。調味料がない時、微妙にちょっとずつものが残っている時、私はクックパッドではなく自分の勘でなんとかしようとする。今まで不味いものは多少あったものの、食べられなくなったことはないので、クックパッドを開くことはまだ先になりそう。  アメリカのラインは日本のスタンプが使えない。親から送られてくる可愛いラインスタンプを見て常に歯がゆい思いをしていた。スタンプ(無料)はあることにはあるのだが、とりあえずダサい。しかも英語。ラインでアメリカ人と会話することなんてほとんどないので使いどころがない。なので自分で絵を描いて作った。

 https://store.line.me/stickershop/product/1552927
 形はバラバラだし、絵がさして上手いわけでもない。ただ、自分が使いやすいものを作ったのでよく使う。

 作れるけれど頭がいいと作らない方法ぐらい簡単に導きだせる。あとあと適当にパイプ椅子とかでもよかったなとふと気がついた。クックパッドを使った方が格段に美味しいものが作れるし、スタンプを作らなくても別に会話で事足りるし、英語でもそれらしきものを使えばよかったのだ。  けれど、一手間考えて作る。バカかもしれないし、それがいつか報われる時がくるかもしれない。

Home Sweet Home(ホームステイ)

 留学するなら、親戚でもいない限り基本的に家を探さなくてはいけない。形態としては
-ホームステイ
-寮
-アパート
が主流だと思う。と云うよりそれ以外思いつかない。Airbnbという、民泊にしばらく住んでいたという女の子を知っているが、一ヶ月ぐらいだし、高く付くのでここでは除外したい。
 さてホームステイ。2年制の大学には寮がほとんどない。カリフォルニアでは短大へ行っていたので、ホームステイをすることにした。日本にいる間に写真が送られてきたのだが、第一の感想。
「え、門から家が見えないのですが?」
 そう、高級住宅街にあるお家を引き当てたのだ。なんてラッキー。実際に使わせてもらっていた部屋も広かったし、壁は白なのに綺麗なままだった。(多分築10年はしているはず)。
 生活費の足しにしていると云う家庭も多い中、私に充てられたのは道楽ついでにやっているホームステイの家族だった。更に、彼らは香港人だったので、なんとなくアジアな感じ。食事も米が出てきたり、中華風のものが多かったので、エンドレスピザは免れた。でも中には
「生活がきついから、食事は自分でしてくれない?」
と食費を払っていても言われたり、冷食缶詰は当たり前。毎日基本的に同じ料理しか出てこない。なんて家庭もあるらしいので、そこは運次第。神のみぞ知ると云うやつ。
 また、私の他にあと二人留学生が住んでいたのもでかい。うち一人は同時期にやってきた子だったので、自動的に友人ができたのだ。もう一人もクラスについてなど、色々と教えてくれた。
 良い家庭だと、サンクスギビングやクリスマスなんかも招待してくれるし、文化を知る上でもアメリカ人と関われて良い。家賃は高く付くものの、ホームステイは割合良い選択だと思う。
PS:家事をしなくても良い!

日本にあってアメリカにないもの(1)

 昨日の今日でいきなり下の話であれではあるのだが、日本にあってアメリカにないもの。それは生理用品だと思う。この話をするに当たって、男性は微妙な感じになるかもしれない。そんな人様のこと聞きたくないわよ。って女性もいるだろう。嫌だったらとそっと閉じていただきたい。
 もちろんアメリカにだってナプキンやらタンポンはある。全世界の女性は共通して生理が来るのでそれは当たり前なのだが、フワッフワなものがないのだ。日本のそれがいかに素晴らしいかを思い知る。

 話には聞いていたので日本から大量に持ってきたはいた。でも、もともと忘れっぽいので時々生理用品を持ってくるのを忘れて、スーパーに駆け込んだりする。なので、時々アメリカのものを使うのだが、1つ1つが薄いしなんだかべだべだしている。そして給水力が弱いのか、あまり血を吸い取ってくれず常に気持ち悪い。
 日本の技術は笑ってしまうぐらいにすごい、というのは他と比べてわかるものだ。最近のオムツは吸水力がいいので、赤ちゃんが中々パンツを履けない。なんて話を訊くけれど、女性だって十分その吸水性に恩恵を授かっている。
 別に日本製を買えないわけではない。アジアンスーパーへ行けば見つかる。でも、高い。帰国した時にせっせと空きスペースに生理用品をぶち込んでいるのは、その快適さと安さがあるからである。

アメリカンドリームなんてどこにもない

 昨今、留学をしたいという人が増えている。私はアメリカ留学をしているので、そこだけしか言及はできないが、まあ日本人はちらほらといる。別にだからなんだと言われればそうなのだが、そんな人たちにまず一言。
「やりたいことがないとエタるぞ」
 1年とか半年で自分探しはなかなかきついものがあると思う。4年でもかなり。というか、気がついた時には手遅れ。(これは私のパターン)日本の大学とは違ってアメリカの場合は成績が重視されるので、勉強が嫌いならなおさら止めたほうがいい。日本でだってできることはあるし、アメリカが日本よりもいい国、だなんて妄想を抱いている人は、現実を見たほうがいい。
 それぞれの国には良いところと悪いところがある。完璧な国なんてものがあれば、皆そこに移り住んでいるのだから。
 だからと言って留学するのはよくないと言っているわけではない。自分自身も視野が広がったし、勉強はとても奥深い。暗記だけで生きていた自分はなんて勿体無い言をしたのだろうか、と思った。Topicにもよるけれども、楽しい時はEssayはとても楽しい。
 ただ、なんとなく来ただけでは、なんとなく帰るだけだぞ。しかも高い金払って。と釘をさしておきたい。留学したいのならば、それなりにそれなりの意志を持っておかないと、楽しんで帰ることになる。残ったものは、なんだろうか。首をかしげたくはないだろうに。そんな言を老婆心ながらに囁いてみようかと思っている。
 ……とはいえ、自分の性格上真面目になんてやってらんないので8割がたくだらないものになると思う。#日常 と見たらくだらないこと。#真面目 とみたらお節介にも持論を展開していくのだろうと思って欲しい。

コーヒー中毒


 イギリスでお茶をたしなむのが主流なように、アメリカもコーヒーを嗜む。という訳ではない気がする。眠気覚まし、朝ごはん代わりに飲む飲み物と言う感じ。かくいう私もコーヒーオブセッションになってしまった。(すごくどうでもいい全く関係ない話。オブセッションというとダサいけど、Obsessionと書くとしっくりくるのは、日本語訳だと妄想, 執着, 執念なんて言葉だからかもしれない。どちらかというとハマってるものという意味合いに近いと思うのは私だけだろうか。Ex) I obsess with coffee. I have obsession with Taylor Swift!!)
 もともと高校生の時もコーヒーは飲んでいた。眠いし、コーヒーを飲めば頭が一応働くぐらいにはシャキッとする。でもうちは粉末状のインスタントコーヒーだったで大してカフェインが強くない(気がする)。牛乳もガバーッと入れるので、どちらかと言うとカフェオレに近いものだった。
 ところがどっこい毎日スタバのにがーいコーヒーを飲むと、脳が朝にカフェインを欲し始める。今ではコーヒーを飲まないと頭が働かなくなってしまったのだから末恐ろしい。1日1杯だったのが2杯に。これからどんどん増えていきそうで怖い。高校の時は絶対にやめていたMonster(カフェイン入りエナジードリンク)にも手を出してしまったから、コーヒーがない国に行ったら中毒症状で手が震えるかもしれない。
 キャンパス内でも皆、緑の女神様の絵が書いてあるカップをもって闊歩している。No Coffee, No Life. スタバがなくなったら皆どうするのだろうと言うぐらいの人がコーヒーを飲んでいる。大学を生き抜くために必要なのは紙とペンではなくラップトップとコーヒー、それから社交性というスパイス。そんなことを思いながら、私は今日もコーヒーを飲む。うー苦い……はぁ、頭が冴えてきた。



言語

なんとなく、自分が日本語で喋っている時と英語でしゃべっている時で性格が違うと思う。いや、根本的には同じなのだろう(というか同じ)だけど、英語だと声が大きくなってちょっと低くなってガンガン言いたい事言う。 日本語だと元々そんなにしゃべらないけどさらに喋らなくなって聞き役に徹する...